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胡粉(ごふん)

胡粉は牡蠣やはまぐりの殻を風化させ、砕いて、水干し、精製して作られたものです。日本画でもっとも用いられる白ですが、たくさんの色の中の一つの色と言うより、一番重要な色だと僕は思っています。単色で用いても美しい発色が得られますが、それ以外にも、盛り上げ用に使ったり、墨や他の絵の具と混ぜて用いたり、さまざまな使い方があります。

1. まず、胡粉を空刷りします。僕は20~30分くらいやります。長ければ長い程いいそうですが、何時間もやったことがないので、どの程度発色が良くなるのかわかりません。

2. 空刷りした胡粉です。

3. 胡粉に膠を混ぜますが、ついつい多く混ぜてしまわないよう、さじで少しずつ入れ、最後は数滴づつ加減します。もしいれ過ぎた時には、胡粉を足します。

4. 乳棒でこねながら混ぜますが、写真くらいに液体にならによう膠を足して下さい。

5. このくらいぱさぱさの状態でかまいません。この時に乳ばちからはがれないような液体状だと、膠が多すぎるので、塗った時に発色してくれません。とにかくだんごになるように、膠を微妙に加減して下さい。

6. 乳ばちからとりだした胡粉を丸めてだんごにし、皿にたたきつけます。100回くらいくり返すので、「100たたき」と呼ばれています。叩きつけるたびに、胡粉全体に膠がなじんできます。

7. 100たたきが終わったら、薄くのばして、ぬるま湯をかけます。油分が出てきますので、一度お湯を流して下さい。

8. 後は水を加えて使って下さい。